3日、 東京丸で沖縄へ(4) ロレックス・サブマリーナ

 当時、この時計の本土価格は10万円。この店では約5万円と半額で即購入。この時計を初めて見たのはショーン・コネリーの007シリーズ「ロシアより愛をこめて」 だった。その斬新で堅牢なデザインに衝撃を受けた。それ以降メーカー名と機種を探し続けるものの依然として不明。さらに探すために上京して銀座の時計店で初対面。憧れていた時計の名はロレックス・サブマリーナと判明。その時計は眩しく光り輝きとても高価でまさに高嶺(値)の花だった。その時計が今緑の箱の中で、鎖付き小錨の横に置かれて手元にあるなんて信じられない!強化ガラス製風防はドーム型、ベルトにある数字は1969年製を証する「69」の刻印。しかもノンデート。購入して以来、数回の着用のまま半世紀経過。その間、針の腐食、蛍光塗料の変色、ベルト切れなど2回の修理を日本ロレックスに依頼。1ヶ月を過ぎたころ新品同様にリフレッシュされたサブマリーナが届いた。交換した針や部品も同梱され、本物のロレックスしか修理しない企業姿勢は見上げたもの。職人魂を感じる。ただベルトは外注製造らしく、壊れやすいのが欠点。余談ですが今年の正月、ホノルルのホテルのエレベーターで一緒になったロレックス・ヨットマスターをしたアメリカ人が私のサブマリーナを指差して「素晴らしいロレックスだね!」と声をかけられてびっくり!まさに一生モノ。